マイレージ、マイライフの世界

パラマウント映画が作り上げる、映画の形

自由奔放な生活を過ごす主人公

ラブリー・ボーンという作品については、作者が実際に体験したという強姦被害を元にして描かれている。その重さは強姦とは縁遠い生活をしている人達にも衝撃を与えるものだ。日本人でもそう、犯罪などとは自分は程遠いものだと思い込んでいる人ほど、被害にあった時は相当の精神的ストレスを蒙る可能性を否定できない。とある日本人女性ジャーナリストもアメリカで生活していた時に、自宅で防犯をしていたにも関わらず強姦被害にあったということを告白している。そういうことも含めて考えると精神的に負うことになる痛みは底知れないことを理解することが出来る。

さて、ここでは犯罪被害者に対しての事件後のメンタル状況を考えた社会情勢を分析するサイトではない、あくまでパラマウント映画が制作した映画作品について話をしているので、次に行こうと思う。ただこの作品も人によっては、少々見るに負担を強いられる部分もあるかもしれないテーマを持ち上げている。独特といえば聞こえはいいが、こちらも現実に即しているため人によっては不快感を露にしてしまうかもしれないのが、『マイレージ、マイライフ』という映画だ。

主演がジョージ・クルーニーというハリウッドスターが主演の映画となっており、同作品が公開されたのはラブリー・ボーンが公開された年と同じだ。同年作品を取り上げてしまうとさすがに先に紹介した作品が霞んでしまうのは否めない、ただこちらもある意味社会というものにおいて決して見過ごせない一端を表現しているため、ここで取り上げてみよう。

解雇に関する話

総括してこのマイレージ、マイライフという作品がどんなものなのかを述べたいと思うが、一言でいうなら『解雇』だ。リストラといってもいいだろうが、どちらも会社員をしている人にして見ればあまり聞き慣れたい言葉ではない事は百も承知だ。作品についてのあらすじについては後ほど紹介するが、この作品で主人公はとある企業の『解雇通告人』という役職に身を置いており、1年間の大半が地方への出張を繰り返しているという、忙しいというのを絵にした放蕩人という印象を持つことが出来る。ただその割には与えられている仕事が洒落になっていないので、放蕩しているくせにやっていることがえげつないという、考えただけでもあまり笑えない部分だ。

解雇通告人という存在を初めて耳にして、そんなものがアメリカにあるのだろうかと思った人も少なくないだろう。一応調べてみたが、いくら国ごとに労働者の権利という側面を含めても、そこまで露骨なことをアメリカもしているわけではない。というよりこんな仕事を進んでやろうという人もいないはずだ。会社から言い渡された仕事とはいえ、その人の働く術をただ一言で奪ってしまうのは精神的に来るものがある。言い渡される側もそうだ、今まであったこともない会社の人間に突然会って、面と向かって解雇しますといわれても納得できるはずもない。当然色々な問題が降りかかってくるわけだが、フィクションとして描かれているためこれを現実に即して表現されていると勘違いしてしまう人も少なくないだろう。

先に話しておくと、あくまで創作された話となっているだけで、そんな横行が許されているほどアメリカという国はそこまで自由すぎるわけではないということを認識してもらいたい。

アメリカにおける解雇ルールについて

ところがアメリカと日本では解雇に関する点、というよりも労働者の権利にはやはり差が生じている。詳しいことは省くが、日本では正式な理由や段取りなどを踏まえていなければ基本解雇することは容認されていない。一方でアメリカについては、労働者に対してそのような軽んじた行いをしてしまうと、人事面において手放したくない人材が他社へと流動してしまうという恐れを内包しているため、不当解雇なるものをしただけで企業の品格が疑われてしまう。

そうならないようにアメリカの企業では、法律を最低条件としてそれ以上に解雇したい労働者に対して何が出来るかということが求められている。こういうところでも日本とは大きな違いといえる。

通告人なる存在がいるかどうか

話をして行くとさすがに気になるのが『解雇通告人』なる存在だが、日本で知られている言葉で表現すると『リストラ請負人』かもしれない。単純に言えばリストラ候補となっている人間と面接して退職に追い込む、というものだ。実際にあるかどうかについては名言しないが、言葉が知られていることを考えると存在していると考えられる。

仕事としてみれば悪趣味すぎるとも言えるが、そこも問題とするべきところではないためここで終わらせよう。とにかく、そういう言葉が当然のように出てくるため、ラブリー・ボーン同様に精神的ストレスを感じるかもしれないことを先に述べておく。

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